Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

毎度おなじみの(以下略

一般参加可能な講演会のお知らせ
2023年1月29日(日) 
三橋貴明先生の仙台勉強会
http://mtdata.jp/data_81.html#sendai



国債こそが「安定財源」だ!
財務省こそ自己改革・合理化せよ!
[三橋TV第627回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/04cIl-0ggaI



 はい!
 というわけで、
毎度おなじみの「国の借金」でございます。



 国債発行残高が993.8兆円。
そこに「政府短期証券」なども含めると、
国民一人あたり1002万円の借金になる
(計算になる)そうです。



 いや、めでたいな。
政府が国民経済に供給した貨幣
(主に銀行預金)の履歴が、
一人当たり1千万円を超えたわけです、
はい。



『国債残高1000兆円迫る
GDP比で右肩上がり続く、
成長伴わぬ財政支出拡大
  財務省は10日、
 普通国債の発行残高が9月末に
 過去最大の993兆7965億円に
 なったと発表した。
 6月末から9兆4612億円増え
 1000兆円が目前に迫る。



 普通国債は公共事業の財源となる
 建設国債や赤字国債、借換債などがある。
 金利が上がれば利払い費が
 急増する懸念がある。
 経済成長を伴わない財政支出の拡大で、
 国内総生産(GDP)に
 対する政府債務の比率は
 右肩上がりが続く。



  普通国債に加え、
 貸し付けの回収金で
 返済する財投債や借入金、
 政府短期証券なども
 合計したいわゆる「国の借金」は
 1251兆3796億円となった。



 10月1日時点の総務省の人口推計
 (1億2483万人、概算値)で
 単純計算すると、
 国民1人当たり
 約1002万円の借金になる。(後略)』



 凄いなあ、と、思ったのは、
「国の借金」にいつの間にか
政府短期証券が入っていることです。
政府短期証券が増えるのもダメなんだ。
となると、政府は予算執行ができなくなるね。



 中央政府は、税金を徴収する「前」に、
国債や政府短期証券で
日銀当座預金を調達し、
国民経済に対して支出をします。
 後で、徴収した税金を国債(等)と
相殺して消してしまうわけです。



 未だに、「税は財源だ」と主張する人は、
「政府は金貨や銀貨との貨幣を
「集めなければ」支出できない」
 と理解しているわけで、
頭の中が中世欧州ですな。
人類は、1694年の
イングランド銀行誕生以降、
政府と中央銀行間の債券
(債権、ではない)の
やり取りで貨幣を支出する仕組みを
手に入れたのですが・・・。



 しかも、現在の日本は、
国債の半分を日本銀行が保有している。
日銀保有の国債など、
未来永劫、借り換えです
(民間金融機関保有分も借り換えですが)。
日本を含め、世界の全ての国がそうしている。
だからこそ、日本以外の国には
国債の償還ルールが無いのです。



 ちなみに、
勘違いしている人が多いので
繰り返しますが、
国債とは「国家債務」の略ではありません。
「国庫債券」の略です。



 現金紙幣は、日本銀行券。
日本銀行券にせよ、国庫債券にせよ、
「貨幣」であることに何の変わりもありません。



「いや、現金紙幣には金利が付かないが、
国債には利払いが必要じゃないか!」
 と、仰る方は、
銀行預金が貨幣ではないと
主張しているのも同然です。
銀行預金、昔は「銀行券」だったわけですが、
金利が(今は微々たるものですが)つくでしょ?



 最近、面白いと思ったのは、
「税金は財源だ!」
「国債は税金で返さなければならない!」
 上記レトリックを、
財政破綻論の緊縮財政派、
つまりは同一人物が使っていることです。
上下が矛盾しているの気が付きません?



 税金は、財源だ。なるほど。
財源とは、文字通り「財政支出の源」
という意味なのでしょう。
 つまりは、財政支出をするためには、
税金を徴収し、
そこから支出しなければならない、と。



 国債は税金で返す、と。
国債とは、何のために発行するの?
 もちろん、財政支出のためです。
 あれ、あれ?



 少なくとも
「国債は税金で返さなければならない!」
と主張している人は、
「税は財源ではない」ことを
認めてしまっていることになりますよ。



 理由は、国債発行により
「徴税なし」で財政支出が
されてしまっているためです。



 まあ、財政破綻論者、緊縮主義者の
頭の悪さは今さらですが、
上記財政破綻プロパガンダによって、
日本国が亡ぼされようとしている。



 もういい加減にしようよ!
 財政破綻論者たちには
過ちを認めろとは言わないから、
せめて黙れよ。