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類似の気球、沖縄でも目撃=昨年4月、複数証言

 米軍が撃墜した中国の偵察気球と似た飛行物体について、沖縄県上空でも昨年4月に目撃情報が複数寄せられていたことが14日までに分かった。

目撃された気球のようなもの=2022年4月28日、沖縄県座間味島北の沖合(山本拓海さん提供)© 時事通信 提供
 昨年4月28日午前、沖縄気象台に「空に白いものが浮いている」と数件の問い合わせがあった。この日、座間味島の北約5キロの沖合で釣りをしていたツアーガイドの佐野裕二さんは、上空に白い球体を目撃。浜辺の清掃時に見掛けることのある子ども向けの外国製バルーンかと考えた。
 同乗していた琉球大院生の山本拓海さんは写真を撮影。当時、気象台の使用する球体の観測機器かと考えたが、気球撃墜の報道を見て、中国の気球と似たような構造だと気付いたという。
 沖縄気象台は「気象台のものではない」としている。
 国内では近年、東北や九州などでも似た飛行物体の確認が相次いでいる。