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中国スパイ気球の対応、日米台で連携を 台湾上空に「ここ数年で数十回確認」報道 石平氏「中国が台湾侵攻の準備を進めている証拠」

中国による主権侵害である「偵察気球(スパイ気球)」の領空侵犯をめぐり、日本と米国の連携強化が確認されるなか、台湾との連携を進めようという意見が浮上した。中国のスパイ気球が、台湾上空に「ここ数年で数十回」も出現しているとの報道もある。「日本有事」に直結する「台湾有事」を見据えて、「日米台の絆」が構築されるのか。

小野寺氏© zakzak 提供
「台湾は(中国のスパイ気球などを)長年監視している。それは大きな情報だ」「台湾の情報、考え方を聞く事は重要だと思う」「仮に(日米台)3か国の情報連携ができれば非常に重要だ」
自民党安全保障調査会長である小野寺五典元防衛相は16日、ロイター通信のインタビューでこう語った。
米軍が4日に撃墜したことで、中国のスパイ気球は世界的に注目されている。米国務省高官は9日、中国がこれまでに「五大陸の40カ国超の上空に偵察気球を飛ばしていた」と指摘している。
日本の防衛省も14日、2019~21年に日本上空で確認された3件の飛行物体について、中国のスパイ気球と強く推定されると発表した。外務省の森健良事務次官は同日、米国のウェンディ・シャーマン国務副長官と米ワシントンで会談し、スパイ気球対応での連携を確認した。
こうしたなか、台湾への驚くべき飛来情報が報じられた。
英フィナンシャル・タイムズ紙は13日、「台湾はここ数年で領空に飛来した中国軍の気球を数十回確認した」と報じたのだ。台湾の高官も「極めて頻繁に飛んでくる」と語っている。
小野寺氏の主張する「日米台の連携」は必要ではないか。
中国事情に詳しい評論家の石平氏は「スパイ気球が台湾に頻繁に飛来しているのは、中国が台湾侵攻の準備を進めている証拠だ。(日米台の連携は)もっともな意見だ。対中国においては、すでに日米同盟だけでは不十分になっている。台湾は日本の国防上も重要な運命共同体だ。『台湾有事』を視野に連携体制を構築し、将来的には同盟への発展も視野に入れるべきだ」と話した。