Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

ネコウヨ戦記 安倍総理と駆けた10年 025


私はネコである。名前はもうない。


名君は税を減ずる


 税制を「改正」すると増税か、さもなくば増減ゼロになるのはなぜだろうと思いませんか?
 歴史を紐解くと、名君と言われる人物はたいてい減税を行っています。理由は天変地異だったり、飢饉だったりいろいろです。政府としても非常時の蓄えが減るというのは抵抗があると思うのですが、あえて税を軽減または免除して生活再建を優先させています。税の負担がない分、より早く元通りの生活に戻れ、税収も回復することを知っていたのでしょう。


第十六代仁徳天皇「民のかまど」より
 ある日、帝(天皇)は遠くをご覧になった。
 「食事の時間だというのにかまどの煙が立たない。これは民が飢えているにちがいない。」
 そうして三年間の税の免除を命じられた。
 三年後、かまどから威勢よく煙が立ち上るのを見て、帝はたいそう満足された。しかし、皇后が宮殿を直したいと願い出られたが、これを許さずにさらに三年間の税の免除を命じられた。
 そしてその三年後、すっかり荒れてしまった宮殿を直したいと、諸国の民が願い出たのでようやく帝は宮殿の修理を許された。
 民は先を争って材料や道具を持ち寄り、昼夜を問わず働き立派な宮殿が出来上がった。


 民は帝にとって「おおみたから」なのです。まず民の生活を安んじ、帝ご自身のことは後にまわす。これが本来の日本の為政者と民の関係であったのです。