2021年10月の衆院選山口3区で初当選した林芳正外相の後援会入会を巡る公職選挙法違反（公務員の地位利用）事件で、部下に入会を勧誘させたとして山口簡裁から罰金刑を受けた山口市の幹部職員2人が25日、減給1カ月（10分の1）の懲戒処分を受けた。2人は、元上司から勧誘を依頼されていた。
　処分を受けたのは、同市阿東総合支所の支所長（60）と副支所長（58）の2人。市によると、2人は同年10月4日、同総合支所で勤務時間中に部下4人に対し「協力できれば書いてほしい」などと話して、後援会のリーフレットと入会書計40部を渡した。支所長は同日、自身の元上司で60代の再任用職員から市役所で計70部を手渡され、協力を依頼されていた。その後、支所長が名前や住所などが記載された入会書50人分を回収し、再任用職員に届けた。再任用職員は、自民党関係者から勧誘を依頼されていたという。
　市は、この再任用職員を処分しない理由について、公務員の地位利用に当たらないことや、今回の事件で罪に問われていない点などを挙げた。また依頼した自民党関係者の名前も明らかにしなかった。【林大樹】

で、林外相のコメントは？？？！