Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

生命体としてどうするのか?

あやふやな安全保障から脱しよう


 From 三橋貴明


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【今週のNewsピックアップ】
電力危機と原発再稼働
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12733390180.html



発展途上国化した日本のエネルギー供給
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12733914816.html



現代は、電力文明です。



電気の発電の理屈は意外に簡単で、
コイルを巻いた電磁石を回転させれば、
電気が発生します。



太陽光発電は違うのですが、
それ以外の発電機は、
基本的には「どのように回すか」
という問題に過ぎません。



火力や原子力は、熱して発生した蒸気で
タービンを回し、発電します。



それに対し、水力や風力や、
自然のエネルギーでタービンを回します。



エネルギー安全保障の基本は、
エネルギー(鉱物性燃料)の種類、
エネルギー調達先、
発電技術を「いかに多様化するか」になります。



いかなるエネルギー源、
発電技術であろうとも、
特定の「何か」に依存することは、
安全保障上のリスクになります。
(当たり前ですが、
原発に過剰に依存するのもダメです)



ロシアのプーチン大統領が3月23日、
「非友好国(※日本含む)」に対し、
天然ガスの支払いをルーブル建てで
行うよう要求しました。



プーチン大統領は、
エネルギーを完全に
「武器」として使っています。



ロシアの天然ガスや原油に
エネルギー供給を依存しているEU諸国は、
究極的にロシアの要求に逆らえません。



無論、ロシア・ウクライナ戦争を経て、
EU諸国はエネルギーの
ロシア依存から脱しようとしています。



とはいえ、エネルギー供給の多様化には
時間がかかります。



ドイツは、ついにLNG基地の建設を
決定しましたが、
最低でも3年から5年はかかるのです。



自分たちの生活が、電気に依存している。
その電気の供給を、他国に依存している。
これが、どれだけ凄まじいリスクなのか。



無論、友好国から輸入を
受け続けることはできるでしょう。



とはいえ、価格は最終的には
「相手次第」になります。



そんな「あやふやな関係」に、
国民生活やビジネスに必須の
エネルギーの供給を依存するんですか。



「しても構わない」というのが、
グローバリズムだったわけですが、
第二次グローバリズムは
2022年2月24日に終わりました。



今、我々が生きている世界は、
2月24日の前とは「異なる世界」なのです。



その上で、自分たちの
エネルギー安全保障をどうするのか? 



一人一人が、プラグマティックに
考えなければならない時代なのですよ。



あやふやな安全保障から脱しましょう。