Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

3期目突入・完全独裁者習近平が台湾に侵攻する日

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世界の現状と未来(たとえば中国、ロシアの未来も)
を知りたい方は、迷うことなくご一読ください。



では、本題。


10月16日から10月22日まで、中国共産党大会が行われ
ていました。


重要なポイントは三つでしょう。


習近平党総書記が、3期目に突入する。


最高指導部「政治局常務委員」の7人から、


共産党のナンバー2だった李克強首相、汪洋(共に共青
団派)、韓正(上海閥)、栗戦書(習近平派)が外され
たこと。


新最高指導部(政治局常務委員)が習近平の腹心だけに
なったこと。


というわけで、習近平の【完全独裁体制】ができあがり
ました。


RPE読者の皆さんで、驚いている人はいないでしょう。


既定の路線です。


この後、習近平の中国は、どうなるのでしょうか?




▼正確な情報が入らない独裁者




完全独裁者になると、独裁者には都合のいいことばかり
に思えます。


しかし、そうともいえません。


大きな問題が起こってきます。


それは、



「正確な情報が入ってこなくなること」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


です。


独裁者の大先輩プーチンの例を見てみましょう。


なぜ、プーチンは、大戦略的敗北必至の愚かな戦争を
開始したのでしょうか?


3月14日付の時事を見てみましょう。




< ウクライナ侵攻後、ロシアのプーチン大統領が在籍し
た旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後継機関、連邦保安
局(FSB)内部で異変が生じているもようだ。>


< プーチン氏にウクライナ情勢を報告する立場にあった
FSB幹部が自宅軟禁されたとの見方が浮上。
事実なら、戦況が思うように進まない「誤算」の責任を
取らされた可能性が高い。
「侵攻から2週間。プーチン氏は第5局に対する弾圧を始
めた」。
ロシア独立系メディアは12日、FSBに情報筋を持つ著
名記者2人の話を基に伝えた。>


< 独立系メディアは「第5局は侵攻に先立ち、プーチン
氏にウクライナの政治状況を報告する任務にあった。
第5局はリーダー(プーチン氏)を怒らせることを恐れ、
聞き心地のいいことだけを報告したもようだ」と分析
している。>



「自宅軟禁された」のは、FSB第5局セルゲイ・ビセー
ダ局長です。


彼は、「全ウクライナが、解放者としてのプーチンを待
ち望んでいる」などと報告していました。


ポイントは、FSBが「プーチンを怒らせることを恐れ、
聞き心地のいいことだけを報告した」という部分です。



プーチンは、「間違った情報」を基に判断を下した。


結果が今の悲惨な状態です。


2~3日でキーウを陥落させ、終わるはずだった特別軍事
作戦。


今や、「核を使うぞ!」と脅迫しなければならないほど
追い詰められています。



問題は、なぜFSBがプーチンに間違った情報を流したの
か?


そう、「プーチンを怒らせることを恐れ」とある。


要するに、「プーチンが怖かったから、ウソの情報を流
した」のです。



今のロシアは、「プーチンが恐ろしすぎて、本当のこと
をいえない」状況になっています。


これは、一般国民だけでなく、支配者層もそうなのです。


ウクライナ侵攻(2月24日)に先立つ2月21日、安全保
障会議でプーチンは、


「ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国の独立承
認についてどう思うか?」


とメンバーに質問しました。


この時、ロシアのエリート中のエリートである安保会議
メンバーは、何を考えたのか?



「プーチン皇帝様は、どんなお答えを望んでおられるの
だろうか?
うっかりKYなことをいったら、自分は破滅だ。
なんとしても皇帝様の意向に沿った意見をいわなければ」



こんな感じでしょう。


それで、ほとんどの人が、「独立承認を支持します」と
いった。


ところが、一人の正直者がいました。


ナルイシキン対外情報庁長官です。


彼は、「西側にもう一度だけチャンスをあげましょう。
彼らに、ミンスク合意を履行しろとウクライナに圧力
をかけるよう要求するのです」といった。


するとプーチンは、「交渉を開始しろというのか?」
と質問します。


ナルイシキンは、この一言で、震えあがってしまいまし
た。


対外情報庁のトップは、しどろもどろになり、


「いえ。
私は、ルガンスク、ドネツクを併合することを支持しま
す!」


と変なことをいってしまった。


プーチンは、宿題を忘れた小学生のようになっているナ
ルイシキンの態度にとても満足で、ニヤリとしながら、


「俺たちはそんな話をしているんじゃねえ。
ルガンスク、ドネツクの独立承認の話をしてるんだ。」



ナルイシキンは、おどおどしながら、「独立承認を支持
します!」といいなおしました。