Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

岸田パパがクビを切るまで長男秘書官の外遊観光騒動は続く? 首相官邸HPに“仕事の跡”なし

<政治家とその家族が外交官を無料添乗員として使うあしき風習は今も健在のようだ>
元文科省事務次官で現代教育行政研究会代表の前川喜平氏(67)が、1月29日付の東京新聞のコラムで、岸田文雄首相(65)の長男で秘書官の翔太郎氏(32)が首相外遊中にロンドンやパリを観光していたとの週刊誌報道を取り上げつつ、こう皮肉っていた。
フランス・パリにあるユネスコ常駐代表部に出向していた現役時代、「外遊」と称した国会議員の私的な「観光旅行」に付き添った経験を振り返っていた前川氏の「本音のコラム」だけに、報道を受けた木原誠二官房副長官(52)の「個人の観光動機による行動は一切なく、政務秘書官としての公務以外の不適切な行動はなかった」という発言が果たして「真実」なのか、それとも「荒唐無稽な言い訳」なのかは容易に想像がつくのではないか。
SNSなどでも、《岸田首相はなぜ嘘で塗り固めるのか。安倍さんのマネか。もういい加減にしてほしい》、《嘘をつき続ければ、いずれ国民は忘れると思っているのだろう》、《いつまでもくだらない嘘をつくな》などと、木原官房副長官の説明に懐疑的な見方が少なくない。
■単なる「秘書」ではなく「総理大臣秘書官」の意味
実際、木原官房副長官は「広報のための写真撮影」などと、もっともらしく説明していたが、首相官邸のホームページで公開されている写真には、それらしき写真は一切見られない。例えば、<1月9日 フランス訪問>、<1月11日 英国訪問>の報告を見ても、いずれも、岸田首相が政府専用機から下りる場面や、政府要人らと握手を交わす写真が掲載されているだけで、翔太郎氏が「広報のため」に撮影したという風景や建物の写真はサッパリ分からないのだ。
さらに言えば、仮に木原官房副長官の釈明が「事実」だとしても、写真撮影は翔太郎氏の「公務」と言えるのか。というのも、翔太郎氏は単なる「秘書」ではない。「総理大臣秘書官」なのだ。
「総理大臣秘書官」とは、首相に常に付き従い、機密に関する事務を取り扱い、また首相の命により内閣官房その他関係各部局の事務を助ける「国家公務員」だ。
外遊随行中の「秘書」であれば、支持者や後援会向けの写真を撮影することもあり得るだろう。だが、国家公務員の「総理大臣秘書官」がいちいち資料集めの写真を撮影し、「首相の土産を買う」など前代未聞でないのか。しかも、その「総理大臣秘書官」に翔太郎氏を抜擢したのは他ならぬ、父親の岸田首相だ。
こうしたことから、今回の報道に対し「身内びいき」「お手盛り」といった批判が出ている。問題の「本質」を岸田首相も木原官房副長官も、まったく理解していないのだろう。
岸田首相が翔太郎氏のクビを切るまで、騒動は収まらないのではないか。
親子ともどもクビでおK!