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安倍総理の志は死なない!!

ロシアは「日本を主権国家として見ていない」…慶大教授「日本が攻められた可能性も否定できず」

講演する廣瀬氏(16日、金沢市で)© 読売新聞
 金沢市内のホテルで16日に開かれた「読売・TDBフォーラム北陸」の講演会で、ロシア・ウクライナ問題に詳しい慶応大教授の廣瀬陽子氏(50)が登壇し、ウクライナ侵略について「我がこととして考えながら支援すべきだ」と語った。
 廣瀬氏はロシアによるウクライナ侵略について、サイバー攻撃や軍事的脅迫など非正規戦と正規戦を組み合わせた「ハイブリッド戦争」が展開されていると指摘。サイバー攻撃は世界規模で行われており、「日本も人ごとではない」と警鐘を鳴らした。
 また、ウクライナ侵略が長期化する中で、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟や、ウクライナ国民の反ロシア感情の高まりを招いていることから、「ロシアは当初の目的とは逆行する現実に直面している」と分析した。
 戦闘の終結に向けては、長期化が見込まれるとした上で、時限的停戦が現実的なシナリオと予想。廣瀬氏は、「ロシアはウクライナと同様に日本も主権国家として見ておらず、日本がウクライナの代わりに攻められた可能性も否定できない。長く続く戦争を風化させず、国際秩序の改善に向けて努力を続ける必要がある」と締めくくった。