Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

ネコウヨ戦記 安倍総理と駆けた10年

私はネコである。名前はもうない。


平成を台無しにした消費税


 思えば、平成は消費税に苦しめられた時代だったと言えるだろう。消費税が導入されたのは1989年、すなわち平成元年であった。
 そして、平成9年(1997年)の消費税率5%引き上げを迎える。
 平成元年はバブルの真っ盛りで3%の影響など個人的にはともかく、多くの企業にとっては大した影響はなかったように思う。しかし、この税率引き上げは不良債権の処理に悩む企業にとっては致命傷になった。山一證券や北海道拓殖銀行など、それまでの常識では考えられなかったような企業が破たんした。このころから企業トップの唱える「バブルの後遺症による業績低迷」という言葉が虚しく響くようになる。「バブルの後遺症」などではなくもっと深刻な事態が進行しているのではないか、との疑念が生じた。ただ、この時にはその悪い予感の正体に気づくことはなかった。
 平成13年(2001年)には小泉内閣が成立する。このとき構造改革を絶叫する小泉氏にも疑問を覚えたが、やはり日本の衰退の主因を見抜けずにいた。ちなみに、このときの総裁選には、平成9年の消費税率5%引き上げを施行した橋本龍太郎氏も出馬していた。橋本氏は税率引き上げが日本経済に及ぼした悪影響に気づいており、公共事業の拡大を訴えていたらしい。小泉氏を担いだ勢力は日本を長期の経済不振に追いこみ、日本の技術力を弱めて日本人の自信も奪い去ろうとしていたようだ。もし、橋本氏が再登板していれば、「失われた10年」で済んだかもしれない。結局のところ、構造改革は日本を過度の競争によるデフレに落とした。
 さらに悪夢の民主党政権!民主党は消費税率引き上げを行う場合には改めて解散総選挙を行うと公約したにもかかわらず、実際には消費税率8%への引き上げへの道筋をつけて退場した。この引き上げにより、せっかく上昇の気配をみせていた日本経済は完全に失速し、デフレからの脱却も遅れに遅れた。平成はデフレの時代と揶揄されることもあるが、それは消費税が貧乏神として巣食っていたからではないだろうか?
いまこそ消費税の軛から脱せよ!

消費税の問題については今後も別稿で進めていきたいと思う。こちらは以後、主力艦隊が担当する!
思えば、経済政策についてはすでに安倍総理の任期中から骨抜きにされていた。特に、消費税は日本の国力をそぎ落とすのが目的としか思えない。消費税とともに年を取ってきた人間として、こいつには引導を渡してから死にたいものである。


この稿では、安倍総理の登場とその活躍についてさらに見ていこう!