私はネコである。名前はもうない。

三、資本蓄積
　国債の残高を気にする「エコノミスト」があまりに多いです。国債とは政府の負債です。では、政府はその負債で何を買ったのでしょうか？買い物券や反日国へのODAに使ったというなら、確かに不良債権かもしれません。
　しかし、政府は借金で資産を造っているのです。例えば、道路や鉄道などのインフラです。もし、高速道路がなければ流通に時間がかかり、経済は地産地消の小規模なものにとどまるでしょう。また、東海道新幹線がなかったならば東京・名古屋・大阪の結びつきが弱く経済成長もなかったかもしれません。
　そして、大切なことは高速道路や新幹線が日本各地に通じることで日本の一体性を保全しているということです。「線路は続くよ、どこまでも」の歌詞のとおり、この道路（鉄道）が日本中につながっている！この安心感はまさにプライスレス（お金には換算できない価値）なのです。