Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

ネコウヨ戦記 安倍総理と駆けた10年 066


私はネコである。名前はもうない。


【66】紀元14年8月19日


 今から二千年前のこの日、世界史上の偉大な人物が世を去りました。ローマ初代「皇帝」アウグストゥスです。カエサルやアウグストゥスは、古代ローマを「共和制」から「帝政」へと移行させた人物として否定的に捉えられがちです。しかし、彼らによってローマは内乱の一世紀を抜け出し、五賢帝の時代へと続くパクス・ロマーナ(PAX ROMANA)の礎が固められたのです。驚くべきことに、この時代、現在のロンドンからイェルサレム、そしてエジプトのアレキサンドリアへとほぼ安全に旅行することが可能でした。
 古代ローマが文字通りの「帝国」へと変貌するのは、カラカラ帝による帝国内自由民へのローマ市民権の一括付与(212年)ではなかったかと思います。
 それまでのローマ市民権は、父親がローマ市民権を持っているか、ローマという共同体への貢献が認められてはじめて付与されるものでした。ローマ市民権は「勝ち取る権利」であり、それこそがローマの活力の源であったのです。
 しかし、これより後、ローマ市民権はほぼ自動的に付与されることになり、ローマ市民権の価値は暴落します。いわばローマ市民権の「デフレ」ですね。価値の下がったローマ市民権に命を懸けるローマ人は減るわけで、共同体への貢献は軽視されるようになります。市民の自発的な貢献に期待できない以上、皇帝の命令により強制するしかありません。こうして古代ローマは完全に帝国へと変貌します。


 これを日本に置き換えてみると、その低迷ぶりが理解できます。
 なにも兵役に就けとか、特攻しろと言っているわけではないのです。もう少し日本という共同体のことを考えて行動してほしいのです。一人一人の変化が国全体でみると大きな力になるでしょう。
できるところから実行!あなたが日本国民であるなら!!