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JR東海「事実関係が異なる」「非常に困惑」…静岡県知事のリニア「部分開業」論に反論

 リニア中央新幹線の静岡工区が未着工となっていることを巡り、川勝平太静岡県知事が他区間の「部分開業」を解決策として主張していることなどについて、JR東海は24日、静岡市内で記者会見を開き、「事実関係について異なる点が多くある。事業や計画の内容は正確に認識した上で発言してほしい」と反論した。


 同社は昨年12月、2027年としていたリニアの品川―名古屋間の開業時期を、静岡工区の着工の見通しが立たないとして「27年以降」に変更。これを受け、知事は15日の記者会見で、品川―甲府間などの部分的な先行開業が可能として、「出来る所からやっていく以外に促進する方法はない」などと発言していた。


 同社には、知事の発言を聞いたリニア沿線自治体の関係者から問い合わせが相次いでいるといい、木村中専務執行役員は「誤解を与えかねない形で発信され、非常に困惑している」と指摘。部分開業の場合、指令や車両の設備の改修作業がいずれ必要になり、品川―名古屋間の開業時期が遅れる可能性があるとして、「まずは品川―名古屋間を開業し、それ以外の短い区間でやる考えはない」との認識を説明した。


 また、知事と同社の丹羽俊介社長の「トップ会談」については、「トップ同士で意思決定をする状況にはない。現段階で(会談の)意向はない」とした。