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米、武漢研究所からのウイルス流出示唆する新情報を入手したと発表

Bill Faries
2021年1月18日 8:01 JST
19年秋に武漢ウイルス研究所の研究者に新型コロナと一致する症状
米国務省は主張を裏付けるデータ公表せず-中国の対応の問題指摘
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米国務省は15日、新型コロナウイルスの起源について、感染した動物との接触ではなく、中国湖北省武漢の研究所から流出した可能性を示唆する新たな情報を入手したと発表した。起源を巡り中国に圧力を加えるトランプ政権の最新の取り組みとなった。



  同省によると、武漢で最初に新型コロナ発生が特定される前の2019年秋に武漢ウイルス研究所の複数の研究者が体調を崩し、症状は新型コロナ感染症(COVID19)ないし通常の季節性疾患と一致するものだったとの新たな情報を入手した。ただ同省はこの主張を裏付けるデータは公表しなかった。


  同省は、ウイルスの起源を巡る中国側の透明性の欠如や、感染拡大への初期対応の不備を隠蔽(いんぺい)しようとする同国の取り組みによって、明確な結論を導き出すのが困難になっていると指摘した。同省報道官にさらなるコメントを求めたが、報道官は詳しい説明を控えた。


CHINA-HEALTH-VIRUS
武漢ウイルス研究所の施設
原題:
U.S. Steps Up Claims Covid-19 May Have Escaped From Chinese Lab(抜粋)