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安倍総理の志は死なない!!

米の非公式代表団「台湾の民主主義を支持」…蔡総統と会談、支持鮮明に

 【台北=杉山祐之】米国のバイデン大統領の要請を受けて台湾を訪問した元米政府高官らの「非公式代表団」は15日、台北の総統府で、蔡英文(ツァイインウェン)総統と会談した。1月に発足したバイデン政権による訪台団派遣は初めて。ジョン・ケリー米大統領特使の訪中と同時進行する形となった今回の訪台を通じ、米国側は、安全保障面などで台湾を支持する立場を鮮明にした。
 代表団のクリス・ドッド元上院議員は「大統領の求めに応じ、台湾に対する米国の約束を再確認しに来た」と述べた。その上で、共通の価値観、繁栄、安全保障に関する協力に対する期待感を表明し、「バイデン政権は、台湾の国際的な(活動)空間の拡大を手助けし、自衛のための資金投入を支持し、経済的結びつきを一層深める」とも強調した。
 世界保健機関(WHO)への台湾参加問題や台湾への兵器売却、半導体の供給網構築などの分野で協力を強める姿勢を示したものだ。
 リチャード・アーミテージ元国務副長官は、中国を念頭に、「バイデン政権は、誰かを怒らせようとしているわけではなく、台湾の民主主義の発展を支持しているのだ」と語った。
 蔡氏も米台関係強化の必要性を繰り返した。この中で台湾周辺での中国の軍事活動に言及。「インド太平洋地域の平和と安全への脅威になっている」と強調しつつ、「米国など理念の近い国々と共に、地域の平和と安定を守り、無謀な行動や挑発的行為を阻止していきたい」と述べた。