Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

道義心に欠けるおぞましき自民党の緊縮派政治家たち

 From 三橋貴明




【今週のNewsピックアップ】
本日夕刻、 二度目の
自民党財政再建推進本部会議
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12675585594.html


道義心に欠けた道義心を
振りかざす政治家たち
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12675763504.html


自民党の財政再建推進本部の
「平場(全体)」会議が開催され、
指導部(西田昌司先生を除き、全員が緊縮派)の
原案のまま「PB黒字化目標の堅持」が
最終報告書に書き込まれてしまいました。
(目標年度は削除されましたが)


昨年から、自民党の平場の会議における
「緊縮派」と「財出派」の激論が
次第に公開されるようになっています。


昨日、取り上げた長尾たかし議員のツイート、
「前回2時間半の主張は
一文字も受け入れられず再審議。
コロナ禍ではPB論削除、会議主旨に免じ
提言は是とするも骨太の方針には記載しない等、
発言者の多数を占める我々の主張に対して、
その主張は「恥ずかしい」と発言があり、
平場、雛壇から、「そうだ!」の声。
これが現状。』


のみならず、石川あきまさ議員のブログ、
『財政再建推進本部の提言案とりまとめ
https://ameblo.jp/ishikawa-akimasa/entry-12675801786.html』


安藤裕議員のブログ、
『財政制度等審議会が
PB黒字化と国債減の建議を提出
https://ameblo.jp/ando-hiroshi/entry-12675902713.html』


などにより、自民党の緊縮派がいかに
「貨幣観」「財政観」を間違えているかが、
あからさまになったのです。


まさしく、天動説 対 地動説の
「議論」が本格的に始まりまった。
2019年までは、
「議論」すらなかったわけで、
MMTという黒船様様です。


また、自民党の緊縮派は
歳出削減目標(事実上)の策定に際し、
「次の経済社会の危機時における
財政上の対応余力を確保して、
次世代の選択肢を奪わないように
することは政治の責任」


と、「道義心」を前面に
打ち出してきています。
(何しろ、データでは勝ち目がないので)


破綻派がいう「国の借金」は、
長期債務残高ベースで、
2020年度は1970年比で166倍。 


日本政府の債務残高(2015年時点)
ベースで、名目の金額で
1872年の3740万倍! 
実質でも1885年の546倍!


過去の先人たちが正しく政府債務を増やした、
つまりは「貨幣を発行した」からこそ、
日本経済は成長し、我々は今、
それなりに豊かで快適な
暮らしをできているのです。


【日本政府(中央政府・地方自治体)の
長期債務残高(左軸、兆円)、
インフレ率・長期金利(右軸、%)】


http://mtdata.jp/data_74.html#choki


【1872年-2015年 
政府債務の金額及び実質残高
(2015年基準)の推移(単位:億円)】


http://mtdata.jp/data_53.html#Seifusaimu


自民党の緊縮派政治家は、自分たちの先人は
「道義心がなかった」
「次世代の選択肢を奪った」と、
主張したいのでしょうか? 
あるいは、我々は、
過去の政府債務=貨幣発行増加により、
選択肢を奪われているのですか?


真実は、
「過去の日本の先人が「道義心」に基づき、
国債発行(=貨幣発行)残高を増やし、
投資をしてくれたからこそ、
我々の今がある」
のです。


この手の事実を考えず、
思考停止的に緊縮を信じ込み、
正当化のために道義心を振りかざす、
おぞましき自民党の緊縮派政治家たち。


このコロナの状況で、国民を救うための
国債=貨幣発行を制限するべく、
狂った報告書を政府に提出する方が、
道義心に欠けているのですよ、間違いなく。