Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

資本装備率が下がっている!

From 三橋貴明







【近況】
最近、最もショックだったグラフがこちら。




http://mtdata.jp/data_78.html#sihonsoubiritsu



二十一世紀に入って以降、
製造業の資本装備率は横ばい。
非製造業に至っては下落。



資本装備率とは、要するに生産者が
「どれだけ機械化、自動化されているか?」
を見る指標です。



資本装備率が下がっているということは、
日本の生産者が次第に「労働集約型」に
なっていっていることを意味します。



つまりは、ブルドーザーを
ツルハシに持ち替えているわけで、
国民経済全体として生産性が伸びず、
実質賃金が上がらないのは必然です。



資本装備率を引き上げるには、
投資しかありません。



とはいえ、デフレが継続し、
需要側が拡大しない以上、
経営者としては投資する理由がない。



投資し、生産性を高め、
生産量を増やしたところで
「客はいない」わけでございます。



もっとも、少子高齢化による
生産年齢人口比率の低下の影響で、
人手不足は始まった。
だからと言って、投資はしない。



何とか強引に「安い労働者」を確保し、
生産性低く働かせる。
結果的に、国民の貧困化は進む。



この状況を反転させるためには、
やはり大本の緊縮財政を改め、
総需要が安定的に拡大する環境を
構築しなければなりません。



それは、政府にしかできないのです。



デフレとは国民経済を「資本集約型」から
「労働集約型」に変えていく
経済現象でもあるのです。



資本装備率については、
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http://www.mag2.com/m/P0007991.html