Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

ネコウヨ戦記 安倍総理と駆けた10年 044


私はネコである。名前はもうない。


【44】「経済で読み解く大東亜戦争」を読んで


(2015年9月13日作成)


一言でまとめると、
「衣食足りて礼節を知る」
ですね。


 経済的な困窮が続くとそれまで見向きもされなかった過激な政治主張が国民の支持を集めてしまいます。ナチスドイツが具体例ですが、日本にもそれは当てはまりました。「アジアの解放」これ自体はすばらしい大義なのですが、それにしても英米を完全に敵に回し、一般市民を含めた多大な犠牲を払ってまで実行すべきものなのかはなはだ疑問に思います。もう少ししたたかに振る舞えなかったものか?難しかったんですね!
 金本位制というドグマが戦前の世界を支配していて、それから外れることはなかなかに勇気の要る決断だったのです。しかも、金本位制復帰に伴うデフレは大したことがないとか、このデフレの痛みに耐えればバラ色の未来がやってくるとか、なんかものすごく既視感(デジャブ)のある主張が100年前にも繰り広げられていたのですね。
 「原理主義者化した学歴エリートを権力の座から排除できない」
 これは今も昔も日本の統治システム上の大きな欠陥です。速水、福井、白川という有害な日銀総裁をなかなか駆除できなかったのは記憶に新しいところです。


 しかし、安倍総理が登場しました。消費税率の引き上げも延期できました。まだまだ破滅的なシナリオを回避することは可能なのです。