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中国船22隻が連携し妨害か 南シナ海衝突、フィリピンは大使に抗議

 南シナ海でフィリピン船と中国船が衝突した事件で、フィリピン軍は23日、「中国船22隻が連携して進路を妨害してきた」と発表した。外務省も首都マニラにある中国大使館に抗議した。大使を呼び出したが、中国側は「不在」として公使が代理で出席した。


 フィリピン政府の発表によると、衝突があったのは、スプラトリー諸島(南沙諸島)でフィリピンが実効支配するアユンギン礁(中国名・仁愛礁)沖。22日朝、フィリピン沿岸警備隊の巡視船と補給船が、中国海警局の船と、民間船に扮した中国の「海上民兵」の船に相次いで衝突された。


 フィリピン軍によれば、中国海警局の4隻、海上民兵の16隻、中国海軍の2隻が連携して妨害行為をしてきた。フィリピンの補給船は沿岸警備隊の巡視船に護衛されながら航行していたが、中国船の進路妨害で護衛から引き離された。その後、衝突は起きたという。けが人はないもようだ。


 フィリピン外務省のダザ報道官は23日、「中国大使の代理で出席した公使に対し、不快感を表明した」と明らかにした。


 中国大使館はこれに対し、「強い不満と断固とした反対を伝えた」と発表した。声明では同礁は中国の領土だと主張し、「海上での挑発と危険行為、中国への誹謗(ひぼう)中傷をやめ、周辺各国の共通の利益に影響を与えないよう強く求める」と述べた。