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「梅毒」地方でも急増 長野県で“過去最多” SNS、マッチングアプリでの出会いが一因か

全国で急増している性感染症の「梅毒」。長野県健康福祉部感染症対策課によると、11月26日現在で今年の患者報告数は75人となり、過去最多となった。県は交流サイト(SNS)やマッチングアプリを通じて、見知らぬ人と簡単に出会えるようになり、性的な接触をもつ人が増えていることが一因とみられるとしている。


国立感染症研究所の調査によると、2023年の全国の梅毒患者報告数は11月19日現在で13251人(速報値)となり、2022年の12966人を上回り、統計を開始した1999年以降で過去最多となった。


長野県内でも患者報告数は増加していて、11月26日現在で75人(速報値)にのぼり、2022年の73人(確定値)を上回り、過去最多となった。


県によると、男性は20代から50代、女性は20代の感染者が多い傾向にあるという。


厚生労働省によると、梅毒は「梅毒トレポネーマ」という病原体により引き起こされる感染症で、主に性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染する。


感染すると、性器や口の中に小豆から指先くらいのしこりができたり、痛み、かゆみのない発疹が手のひらや体中に広がることがある。


治療せず放置していると、数年から数十年の間に心臓や血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、死にいたることもあるという。


また、妊娠中の梅毒感染は特に危険で、母親だけでなく胎盤を通じて胎児にも感染し、死産や早産になったり、生まれてくる子どもの神経や骨などに異常をきたすことがあるという。


患者報告者数の増加の背景について、県はSNSやマッチングアプリなどを通じて、不特定多数の人と性的な接触をもつ人が増えている可能性もあるとしている。


また、全国で患者が増加していることから、県内でも検査する人が増えているとみている。


感染リスクを減らすためには、コンドームの適切な使用が有効とされている。また、県は、感染していても症状が出ない場合もあるので、心配な行為があったら、近隣の保健所や医療機関で検査してほしいと呼び掛けている。


(画像 提供:日本性感染症学会)