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台湾・野党議員関係者、中国の接待旅行参加か 台湾検察が捜査

 台湾東部・花蓮の検察当局は26日、来年1月の立法委員(国会議員)選挙に出馬している最大野党・国民党のベテラン議員の事務所関係者らが、有権者約20人と共に中国当局による接待旅行に参加した疑いがあり捜査していると発表した。立法委員選と同時に行われる総統選でも、中国当局による接待旅行に台湾の有権者が参加したとされる事件が相次ぐ。与党・民進党政権は中国が中台統一につながる台湾の政治状況を作り出そうと選挙に介入しているとみている。


 検察の発表などによると、捜査されているのは先住民から選ばれる選挙区の孔文吉氏(5期目)の事務所責任者ら。中国内陸部・重慶市政府で台湾関係事務を担当する台湾事務弁公室から委託を受け、今年5月に同市で行った中台の少数民族による交流行事の参加者を集めた疑いがある。


 検察によると、8日間の旅行の宿泊費や食費は中国側が負担し、参加者が支払った額は市価より格安だった。滞在中の食事には重慶市関係者が同席し、「両岸(中台)は一つの家族だ」と強調。孔氏も支持を訴えるあいさつをしたという。
 孔氏は台湾メディアの取材に対し、中国側に招待されたが全部の旅程に参加したわけではないとした上で「政治的な会話はしておらず、純粋な文化交流だ」と話している。


 総統選をめぐっては、台湾北部・基隆市内の里長(公選制の町内会長)ら約30人が、国民党を支持するよう求める中国国内への接待旅行に参加した疑いが強まり、参加者を集めたとされる里長1人が12月14日に検察に拘束された。【台北・林哲平】