Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

生命体としてどうするのか?

From 三橋貴明


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【近況】
改めて、鬼滅の刃とは「凄い漫画」です。



第一巻で禰豆子が
冨岡義勇に殺されかかったとき、
炭治郎は妹に覆いかぶさった。



そして、炭治郎は義勇に、
「なぜ、さっきお前は妹に覆いかぶさった。
あんなことで守ったつもりか!?
なぜ斧を振らなかった。
なぜ俺に背中を見せた!!
そのしくじりで妹を取られている。
お前ごと妹を串刺しにしても良かったんだぞ」
と、叱責されます。



武器を持った者が襲いかかってきたとき、
家族を守るために覆いかぶさっても
意味がない。
自分が殺され、次に家族が殺されるだけ。



武器を持った者に襲われたならば、
武器をもって立ち向かわなければ、
家族を守れない。



この感覚が、災害死史観の我々にはない。



二つ目。
第五巻で、珠代さんが鬼に語り掛ける。



「鬼が群れることができない理由を
知っていますか?



鬼が共食いする理由。
鬼たちが束になって自分を
襲ってくるのを防ぐためです。



そのように操作されているのです。
貴方がたは」



まさに、帝国主義の分割統治
(デバイドアンドルール)。



分割し、争わせ、
自分(統治者)に連携して
向かってこないようにする。



理由は、連携して立ち向かわれると、
殺されかねないから。



ルサンチマン・プロパガンダにより
「分断」させられ、互いに争わされている、
どこかの極東の国民を思い出しませんか?



三つ目。
第十六巻。お館様が鬼舞辻無惨に語り掛ける。



「永遠というのは人の想いだ。
人の想いこそが永遠であり、
不滅なんだよ。



(中略)
私を殺した所で鬼殺隊は
痛くも痒くもない。



私自身はそれほど重要じゃないんだ。
この人の想いと繋がりが、
君には理解できないだろうね、無惨。
なぜなら、君は・・・、
君たちは、君が死ねば
全ての鬼が滅ぶんだろう?」



一つ目で、日本の「災害死史観」と
ユーラシアの「紛争死史観」を対比させている。



災害とは短期、一時的です。
今、自分が身を捨てることで
家族を庇うことができれば、助かる。
それに対し、紛争では助からない。



家族を守りたいならば、
自らも斧を振るうしかない。



災害死史観から、
紛争死史観への転換が必要なのです。



二つ目。
支配者にとって最も都合がいいのは、
被・支配者たちが分裂し、相争うこと。
そうすれば、自分たちに攻撃が向くことはない。



90年代以降の日本で散々に行われた
ルサンチマン・プロパガンダは、
まさにこの発想に基づいています。



そして、グローバリズムの本質が三つ目。



今だけ、カネだけ、自分だけ。
自分が死ねば、全てが終わる。



過去からの「受け継ぎ」も、
将来に対する「引き継ぎ」も、
共に存在しない。



世界は、自分のみ。
自分が死ねば、全て消滅する。



【ナショナリズム 対 グローバリズム】
http://mtdata.jp/data_72.html#NvsG2



本当に、それで良いのか? 
人間として「生」を受けた甲斐があったのか?



自分たちは、先人の投資や知恵の恩恵を受け、
安楽に生きていながら、
将来世代には何も残さないまま死ぬのか?



我々はグローバリズムとの戦いにおいて、
「生命体としてどうするのか?」を
問われているのです。