中国が領有権を主張する南シナ海で人工島の軍事要塞化がさらに進んだことについて、中国外務省は「自国の領土で防衛施設を配備するのは当然の権利だ」と主張しました。
　AP通信は20日、中国とフィリピン、ベトナムが領有権を争う南シナ海の南沙諸島で中国が建設した3つの人工島に対艦ミサイルシステムや戦闘機が配備されたと報じました。
　アメリカ海軍の幹部は「3つの人工島を完全に軍事化した」と指摘しています。
　これに対し、中国外務省は22日の会見で「自国の領土で防衛施設を配備するのは当然の権利だ」と述べました。
　逆に、アメリカが南シナ海周辺に軍艦を派遣して「沿岸国の主権と安全を脅かしている」との主張を展開しています。