リニア工事 ＪＲ東海が東京電力側と協議開始 湧水の流出対策「田代ダム案」© テレビ静岡
リニア工事で流出した水をダムを活用して戻す「田代ダム案」について、ＪＲ東海が東京電力側と協議を開始したことを明らかにしました。
リニアのトンネル工事をめぐっては、大井川の水が県外に流出することが懸念されていて、ＪＲは水を戻す方法の1つとして、田代ダムの取水を抑え流出量と相殺する案を示してきました。
ＪＲがダムを管理する東京電力側と協議を進めることについて、静岡県はこれまで前提条件の検討を続け、6月「条件が整った」と通知していました。
県が提示した再修正案には、ダム案の実施が東電側の水利権に影響を与えないことなどが盛り込まれています。
ＪＲは、再修正案が関係者や東京電力側の了解が得られたとして「田代ダム案」についての協議を本格的に開始したことを、22日明らかにしました。
取水開始時期や取水量などを検討し、大井川流域の関係者などに説明していく方針で「大井川流域の皆様に安心してもらえるよう、引き続き田代ダム案の実現に向けて取り組んでいきます」とコメントしています。